健康保険とは?
健康保険とは?
私たちが生活していくうえで、最も心配なことのひとつは、自分や家族のだれかが病気になったり、けがをしたときの治療費や生活費の問題です。こういう不時の出費に対する心配は、病気やけがのときだけでなく、出産や死亡の場合も同じことです。健康保険は、このような場合に備えて、働いている人たちがふだんから収入に応じて保険料を出し合い、これに事業主も負担して、病気、けが、出産、死亡などのときに必要な医療や現金を支給して、お互いに生活上の不安を少しでもなくしていこうという目的から生まれた制度です。
健康保険組合の長所
- 健康保険組合は、被保険者や被扶養者の年齢構成、男女比、疾病の動向などの実態に即した保健対策が実施できるほか、健康管理なども事業主と協力して積極的に行うことができます。
- 健康保険組合は、それぞれの組合の実情に応じて付加給付事業を行うことができます。
- 健康保険組合独自の保養・レクリエーション施設を建設したり、契約保養所を設置するほか、体育奨励事業の補助などにより被保険者および被扶養者の体力づくりにきめこまかく役立てることができます。
- 法による財政調整事業として、全国の健康保険組合の拠出金により、高額医療費の助成ならびに財政窮迫組合の助成を行います。
- 健康保険組合は、一般保険料率を財政状況に応じて30/1000~130/1000の間で決めることができるほか、保険料の被保険者・事業主の負担割合について、被保険者分を低くすることができます。
日本の医療保険
被用者保険 (職場で加入する医療保険) |
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地域保険 (地域住民が加入する医療保険) |
国民健康保険 農・漁業、自営業、自由業など |
後期高齢者医療 (75歳以上の人が加入する医療保険) |
後期高齢者医療制度 |
- ※平成20年10月から全国健康保険協会が非公務員型の公法人として新たに設立され、政府が行っていた健康保険(政府管掌健康保険)を引き継いで運営しています。