保険給付とは?
健康保険では、被保険者とその家族(被扶養者)が仕事以外のことで病気にかかったり、けがをした場合に医師の診療を提供したり、出産をした場合および死亡した場合に定められた各種の給付金を現金で支給します。
これらの、診療を提供したり給付金を支給することを「保険給付」といいます。
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現物給付と現金給付
保険給付を行う方法には、病気やけがをした場合に、これを治すために医療そのものを給付する方法と、治療にかかった費用を給付する方法との二つの方法があります。医療を給付する方法を「現物給付」、現金を給付する方法を「現金給付」と呼びます。
法定給付と付加給付
健康保険法で決められている給付が「法定給付」で、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)でも健康保険組合でも共通して支給されるものです。
「付加給付」は、それぞれの健康保険組合が独自に行う給付で、法定給付に上積みされます。
年齢別の給付割合
病気やけがをしたときの給付割合は年齢別に統一されています。
通勤災害は労災保険で
出勤退勤時における災害は、「業務上」に準じて労災保険保護されることになっていますが、「通勤」とみなされるのは次のような場合です。
通勤の範囲
- 被保険者が就業に関し、住居と就業の場所との間を合理的な経路および方法により往復すること。
- 前記1.の往復の経路を逸脱したり、中断した場合には、その間およびその後の往復は通勤とはなりません。
- 前記2.の逸脱または中断が、日常生活上必要な行為を、やむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は、その逸脱または中断の間を除き、その後の往復を通勤とみなします。